山下貴司法務相 吉本新喜劇に出演

 山下貴司法務大臣(53)が3日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で上演された吉本新喜劇に出演。舞台から7月が「再犯防止啓発月間」、「“社会を明るくする運動”強調月間」であることをPRした。

 川畑泰史座長(52)を中心としたこの日の新喜劇は、「社会を明るく-」をテーマとした「更生するならこうせい?」の演目。父を亡くし、母が出稼ぎに出たため、妹2人と親せきに預けられた後、非行に走ったが、更生した学生(新名徹郎)を描いた。山下法相は自身と同じ役どころで登場。借金取りを演じた川畑座長が「5枚くらい座布団を」と“過剰”な接待をしようとすると、「笑点じゃないんだから」と突っ込んで笑いを誘った。また、安倍晋三首相(64)がしたためた「再犯防止」のポスターとともに、「立ち直りができる明るい世の中になって欲しい」と呼びかけた。

 終演後には取材に対応。岡山出身で、司法修習生時代に大阪で暮らした山下法相は、「憧れ」というNGK出演を「緊張してセリフを1つ飛ばしたけど、フォローして下さった」「夢中で(客席は)見えてない。お客さんは温かかった」と振り返った。NGKには観客として来場経験があるといい、川畑座長から「(幕が上がるとき)舞台袖で一番テンションが高かった」と暴露された。また、「(池乃)めだかさんの“もうこれくらいにしてやろう”は、自分でもよく使う」と話すと、川畑座長から「よくって。ケンカに負けたとき使うヤツや」と突っ込まれた。

 現在の安倍内閣では、4月20日に安倍首相が歴代首相で初めて舞台に立って以来、2人目のNGK出演となった。吉本興業は「社会を明るくする運動」PRで、所属する鉄拳が手がけた『パラパラ漫画』で啓発動画を制作するなど、さまざまな形で連携を継続してきた。

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