仲邑菫初段、会見でシャイぶり発揮「うれしい」など二言のみ 終了後はダッシュ
囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が8日、大阪市の日本棋院関西総本部で行われた「第23期ドコモ杯女流棋聖戦予選B」で田中智恵子四段(67)を撃破。10歳4カ月の仲邑初段は公式戦2戦目での初勝利となり、藤沢里菜女流本因坊(20)が持つ11歳8カ月の最年少勝利記録を大幅に更新した。
会見ではこれまで以上に恥ずかしがり、勝利者コメントも笑顔は見せるものの、立会人の石井邦生九段から「うまく打てた?」などと聞かれてうなずくだけで、最後にようやく「勝ててうれしかった」。
25社60人が集まった報道陣との質疑応答では、さらに沈黙が。最年少記録、4月のデビュー戦からこの日までの修行ぶり、新グッズのバッジ、次戦についての質問すべてに笑顔でうなずくのみ。イスに座って届かない足を何度もブラブラさせた。最後に再び最年少記録について聞かれ、「うれしい」と一言。ここで会見が終わると、席を立ってダッシュで会見場から逃亡?した。