ジャニーさん 強運伝説 墜落事故の日航123便 間一髪キャンセル
ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏(本名喜多川擴=きたがわ・ひろむ)が9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため、都内の病院で死去した。同事務所が9日、発表した。87歳。米ロサンゼルス出身。6月18日午前11時30分頃、東京都渋谷区の自宅で体調の異変を訴えて都内の病院に救急搬送され、解離性-と診断されて入院していた。
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ジャニーさんにまつわる話の中には、数多くの“伝説”が残されている。
【漂流】 少年時代に海で遠泳。一人だけ漂流してしまう。仲間の一群とはぐれてしまったものの、自力で泳いで生還したという。
【和歌山大空襲】 1945年7月の和歌山大空襲では、避難しようと思った場所に行けずに別の場所に居たことから、一命を取り留めた。この話は、日生劇場での舞台「少年たち」で描かれている。
【日航機墜落事故】 85年8月12日、群馬県御巣鷹山に墜落した日航123便に搭乗予定だったものの、仕事の都合で事前にキャンセル。間一髪で搭乗していなかった。
【エレベーター】 2000年代に自宅のエレベーターに4日間閉じ込められる。救出されるまで幻覚が見えるほどに衰弱した。その際の幻覚は、「ゆがんだ時計」「足元にコイが泳ぐ」など舞台で演出として使用した。
【侵入】 11年8月、自宅マンションに現れた侵入者が逮捕される。「どちらさま?」と声をかけると、侵入者は「キタガワです」と答えたという。
【運転】 00年代後半、運転中に胸が苦しくなり、そのまま自分で運転して病院に行った。心臓に病気(狭心症とみられる)が発見され、そのまま入院したことがある。