ジャニー氏 自宅エレベーターに4日間閉じ込められ「幻覚」見る
ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川(本名・喜多川擴=きたがわひろむ)氏が9日午後4時47分、都内の病院で、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で亡くなった。87歳。ジャニー氏は2000年代、自宅のエレベーターに4日間閉じ込められたことがあった。救出されるまで、幻覚が見えるほどに衰弱したという。
その時の幻覚は「ゆがんだ時計」「足下に鯉が泳ぐ」などで、後に舞台で“演出”として使用し、この経験を生かした。
00年代後半には、運転中に胸が苦しくなり、そのまま自分で運転して病院に行き、心臓に病気が見つかったことがある。
13年ごろからは足腰が弱くなり、車イスに乗ることもあった。15年、16年には体調を崩して入院。近年は、大事をとる意味もあるのだろうが、1月に入院することも多かった。17年には一部で偽の死亡説が飛び交ったことも。この時は、直後に取材に応じ、「面白いですね」と自ら笑い飛ばしていた。