小嶺麗奈被告 田口被告に「3年前プロポーズしていただいた」【初公判一問一答】
大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された元KAT-TUNの田口淳之介被告(33)と交際相手の元女優・小嶺麗奈被告(38)の初公判が11日、東京地裁で行われた。検察側の求刑は懲役6月。
以下、弁護人からの質問に対する小嶺被告の一問一答。
◇ ◇
-パニック障害を患っていた
「はい。20歳の頃にパニック障害と診断されました。仕事のことで悩んでいた時(久しぶりに外出して)気絶して倒れ、診断されました」
-具体的にはどんな症状
「人混み、電車に乗ろうとしていると視界がぼやけて気付くと過呼吸を起こしていた」
-仕事が原因か
「仕事のことでしか悩みがなかったので、ストレスだと診断されました」
-その後、田口被告と出会った?
「26歳の時です」
-出会ってから交際までの期間は
「2カ月ほどです」
-週刊誌に交際報道されたのは
「2、3カ月たってから」
-交際はお互い禁止だったのか
「私は厳しく言われませんでしたが、気をつけてと言われた。ジャニーズ事務所は女性との交際に厳しいルールが定められているという認識があった」
-交際報道されて、田口被告の仕事は減ったか
「決まっていた仕事を降ろされました」
-田口被告のファンからは?
「嫌がらせをたくさんされました。やっていたブログに『消えろ』、『死ね』などの脅迫文のようなコメントが殺到した。実際に車で追いかけられて罵声を浴びされたりした。数えるとキリがない」
-精神的に参っていった
「彼と交際を始めて2、3年頃から食事が食べられず、睡眠中に発作が起きた」
-発作とは
「寝付きが悪くなる。6時間したくらいで息ができない感じで目が覚める」
-摂食障害もあった?
「はい。耳管狭窄(きょうさく)症という病気も発症した。耳の鼓膜が痛くて1カ月横にならないと立てなかった」
-ストレスが原因?
「はい。(現在も)怖くて飛行機には乗れない」
-嫌がらせが原因だったのか
「そうですし、真実でないことをマスコミに書かれた。彼の仕事の影響になると思って黙っていた」
-大麻の使用理由
「苦しみを緩和することを聞いたことがあった」
-2010年に芸能界を引退。その後に母と店を開いた。嫌がらせは続いた
「マスコミの方たちが身分を偽ってつけまわした」
-彼のファンやマスコミから次第に逃げるようになった
「はい。帰宅する際は(彼が)台車を押して私が段ボールに入って写真を撮られないようにしていた。撮られることで彼の仕事が減少するのを気にした」
-うつ病を診断されたために静岡に行ったことも
「マスコミに撮られたくなくて静岡に逃げた。けど来てしまって絶望から消えたいと思うようになりおかしいと思って受診したところうつ病と診断された」
-田口被告が前事務所をやめてから順調だったか
「順調に見えていた部分もあるけど、恵まれなかった。取引先の人にパワハラのようなことを受け仕事が進まなかったこともある」
-大麻を吸うとどうなった
「不安が解消されたり食事が普段より食べられた」
-今後大麻は?
「続けようとは思いません。こうなって失ったものの大きさを痛感しているからです」
-裁判後の生活はどうしていく?
「動物が好きなので保護活動したり、環境問題のボランティアに関わって、芸能からは離れたい」
-田口被告とはどんな人
「出会った中で1番優しい温かい人です」
-すでにプロポーズも受けていた
「3年前にプロポーズしていただいた。いずれはしたいけど退所したばかりだから入籍しなかった」
-交際はどうしていく
「…。続けていきたいと思っています」
-結婚は?
「交際を続けるなら結婚したいと思っています」
-大麻にまた手を染めるのでは
「私が強くなることで改めていきたい。一緒にマイナスからだけどしっかり歩んでいけると思う」
-大麻を二度と使わない?約束できるか
「約束できます」