柿澤勇人 ジャニーズ事務所からスカウトと告白「中学生の時に声を掛けられ…」
俳優・柿澤勇人(31)が11日、大阪市内で主演舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」(9月1~29日、東京・世田谷パブリックシアター。10月3~6日、大阪・森ノ宮ピロティホール。10月12~13日、福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール)の会見を行い、中学時代にジャニーズ事務所にスカウトされた秘話を明かした。
柿澤は劇団四季でデビューし、退団後もミュージカルを中心に出演するなど生粋の演劇人。ジャニー喜多川氏の訃報が話題に上がると、「僕も劇団四季の浅利慶太先生や、蜷川幸雄さんにお世話になってきましたし、皆さんそれぞれの時代を作ってきた方。そういう方が亡くなることに、喪失感はあります」としんみり話した。
そして「母から『ジャニーさんが亡くなったね』ってLINEが来たんです。僕は覚えてないんですが、僕が中学生の時、ジャニーズ事務所の方に『ジャニーズに入らないか』って声を掛けられていたらしいんです。『もし、ジャニーズに入っていたらどうなっていたんだろうね』って書かれていて初めて知ったんですが…」と意外な事実を明かした。
舞台は名探偵ホームズの若き日の物語を描く、三谷幸喜氏書き下ろしの最新作。三谷作品初挑戦の柿澤は「三谷さんの作品にいつかは出たいと思っていました」と念願がかない大喜び。三谷氏については「笑いに妥協せず、でも、ただ笑わせたらいいというのではなく、作品の持っているメッセージは絶対ぶれないという印象がありますし、役から逸脱しない笑いはすごくかっこいい。もちろん、インスピレーションが湧かないとキャスティングされないと聞いていたので、やっぱりそれがうれしいですね」と、尊敬してやまないようだった。
共演は佐藤二朗、広瀬アリス、八木亜希子、はいだしょうこら。