俳優で歌手の中村雅俊（６８）が１５日、東京・明治座でデビュー４５周年ライブを行った。７月は同所で芝居とライブの２部構成の公演を行っているが、この日は歌いっぱなし一夜限りの限定公演。中村は「特別な日になりました」と感慨に浸りながら、１４００人のファンに「心の色」、「恋人も濡れる街角」、最新シングル「だろう！！」など２４曲を披露した。

　中村を祝福しようと、ステージにはシンガー・ソングライターの小椋佳（７５）、松山千春（６３）が駆けつけた。小椋は「年齢とは関係なく、いくつになっても青春という言葉をまとっていますよね」。松山は「これからも雅俊さんを愛してください」と客席に語りかけ、祝福ムードを盛り上げた。

　最後は中村の出身校・慶応大学の同窓生ら６０人がコーラスを務め、デビュー曲「ふれあい」を熱唱した。中村は「オレにとっての幸せは、４５年前に『ふれあい』という曲を出し、４５年たったいまでもこうやってステージの上で歌っている自分がいることです」と喜びをかみしめていた。