NGT村雲颯香が卒業発表…“山口真帆派”唯一の残留メンバー 芸能界も引退へ
アイドルグループ・NGT48の村雲颯香(22)が、グループを卒業することが18日、NGT48の公式ホームページで発表された。
NGT48では、昨年12月、当時メンバーだった山口真帆(23)が自宅前で男性2人から暴行される被害を受け、今年1月に自身のSNS等で告発。ファンと私的に交流があるとされたメンバーや運営側を批判し、5月にグループを卒業した。村雲は、山口が4月に卒業を発表した際、同時に卒業した菅原りこ(18)、長谷川玲奈(18)とともに「世間に発信してからも寄り添ってくれた」メンバーとして名を挙げられていた。
村雲は“山口派”の4人の中で唯一、グループ残留を決断したが、5月に行われた山口の卒業公演にはサプライズで出演。3人に向けて手紙を読み、「大切な、みんなのことを守れなくて、ごめんなさい。本音は、こういうかたちで辞めてほしくなかったし、そのためにもっと力になりたかったです。何もできなかった自分が本当に悔しい」と悔恨の思いを吐露していた。
この日、村雲は公式サイトに卒業を発表する動画を掲載「今年に入ってから両親とも話し合った上で卒業を決意し、2月の下旬から支配人に相談をしていました」と経緯を説明。山口らの卒業発表前から卒業を決めていたことを明かした。「私はNGT48からの卒業と同時に芸能界を離れ、新しい夢に向かって進みます」と、山口ら3人とは異なり、芸能界を引退することも表明した。
その上で「今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんあると思っています。そしてグループが変わっていくことは決して簡単ではないと、この数カ月間で身に染みて分かりました」と、NGT48内部の混乱状態が続いていることにも言及。「それぞれが自分自身を見つめ直し成長していけるよう、ここにいるNGT48の大事な仲間と一緒に、卒業の日までNGT48のこれからに繋がる活動に全力で取り組んでいきたいと思います」と誓った。卒業公演は8月末に行われる予定だという。
NGT48は山口の事件発覚後、通常公演はほぼ行われておらず、“開店休業”の状態。山口が卒業を発表した4月21日の「千秋楽公演」後、「チームN3」と「チームG」を解散し、「1期生」と「研究生」として再出発したが、同27日に行われたAKB48グループの「春フェス」に参加したのみで、公演やイベントといった活動は一切行われないままとなっている。