菅直人氏 「安倍政権の6年こそ悪夢の政治」…アベノミクスの失敗など4項目指摘
菅直人元首相が19日、ツイッターで「安倍政権の6年こそ悪夢の政治です」と指摘した。安倍晋三首相が折に触れ、「悪夢の民主党政権」と皮肉な発言をすることへの反論とみられる。
菅氏は「私は報道の自由度ランキングが極端に下がっている点も指摘しています。2010年 民主党政権が誕生した時点のランキングは世界で11位でした。それが安倍政権6年間でなんと67位まで下がっています」と指摘。さらに「映画『新聞記者』で描かれるように気に入らない記事を書く記者を排除した結果です。まさに『悪夢』です」と指摘。
続くツイートで「ランキング付けは国境なき記者団によるものです。指摘を待つまでもなく安倍政権で政策情報の捏造、隠ぺいが頻発していることは広く知られています。しかし内調まで使って政権に都合の悪い情報を隠すことまでやっているとは驚きです。私が総理の時にはやっていません。映画『新聞記者』を見てください」とツイート。
さらに菅氏は「安倍政権の6年こそ悪夢の政治です」と具体的に列挙。「(1)アベノミクスの失敗:個人消費は伸びず景気も財政も悪化。(2)非正規雇用の拡大による格差の拡大、(3)領土問題はじめ見掛け倒しの成果なき外交、(4)官邸主導の忖度と情報隠ぺいの政治、そして 原発回帰をめざして再エネ拡大を遅らせているエネルギー政策の失敗です」とツイートした。