ビートたけし（７２）が２０日、ＴＢＳ系「新・情報７ｄａｙｓ　ニュースキャスター」（土曜、後１０・００）に出演。番組では、反社会的勢力の宴席での闇営業が発覚し、吉本興業から契約を解消された雨上がり決死隊の宮迫博之（４９）と、謹慎処分を受けているロンドンブーツ１号２号の田村亮（４７）が同日に開いた会見を３５分間のＶＴＲで詳報した。

　たけしは意見を求められると、宮迫と亮が涙を流した会見について「芸人がこういう姿をみせればリスク負う。涙を流して記者会見したやつの芸を見て、誰が笑うんだってなるから。これはやってくれるなって思うわけ。それをやってしまわなきゃいけねえようにした事務所、おかしいって」と苦言を呈した。

　また「もっと考えないといけないのは、闇とかなんか言っても、それをやらなきゃ食えないような状態の事務所契約は何だ」とも。

　芸人達に向け「ちゃんと若手も出て来て、こういう仕事をやって事務所がいくらくれたって言ったほうがいいんだって」と語り、「そうじゃなきゃ、家族がいて食えないようにしたのは一体誰なんだ。だったら雇うなよ。最低保証くらいしろよ」と述べた。

　今回の吉本の対応についても「先に（反社宴席で）いくらもらったって、宮迫達が事務所と出て来てあやまって、１年か半年か謹慎して出直したら済んだことなのに、じゃんじゃん大きくして」と指摘した。