大規模詐欺グループなど反社会的勢力からの金銭授受等のため１９日付で吉本興業からマネジメント契約を解消された「雨上がり決死隊」の宮迫博之（４９）が２０日、謹慎処分中の「ロンドンブーツ１号２号」の田村亮（４７）と、吉本を介さず自ら都内で緊急記者会見を行った。詐欺被害者らに謝罪する一方で「会見を開かせてもらえなかった」などと同社の対応を批判。岡本昭彦社長（５３）の名も挙げつつ、さながら“暴露大会”の様相を呈した。また、宮迫は引退を否定した。以下会見の一問一答その２。

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　－うそをついてしまった理由は何か

　宮迫「保身です。軽い気持ちだった。詐欺被害に遭った方々の苦しみ悲しみに気付けないような、浅はかな僕の軽率な考えです」

　－先輩へうそをついていたが、どんな思い

　宮迫「そこに関しては…（涙で言葉をしぼり出し）たくさんの恩をいただいている先輩方に、軽い気持ちで、勝手な思い込みの解釈で、『金を貰ってない』と言ってしまった。もう、お会いすることができません」

　－松本（人志）さんには連絡は

　宮迫「お電話はさせていただきました。松本さんには『全員がいくらもらったとか細かいこと言った方がいい』と言っていただいた。アドバイスをちゃんと受け止められませんでした。謹慎が発表されたときにもう一度電話をして『うそをついてすいません』と。松本さんは、休んでいる間、ぼくのでている番組に、『ノーギャラで出たるから』と。こんな最低のうそをついたやつのためにノーギャラでもと。やさしい言葉をかけてくれていました。申し訳ないです。すいません」

　－入江の誘いはどんなものだったのか

　宮迫「入江くんと亮くんで飲みの席にいて『今度結婚パーティーがあるので顔出してもらえませんか』と言われて『行けたら行くわ』と。『僕のイベントのスポンサーに付いてくれてるので安心』と聞いて大丈夫と」

　－相方へのメッセージは

　宮迫「３０年、誰よりも一緒にいて親、子供よりも時間を過ごして、こんなヤツのためにあいつは何回も何回も頭を下げてくれているんです。今回の騒動で電話かけたら『大丈夫やから』と。申し訳ないじゃすまないです」

　亮「吉本を辞めるということは、淳とできなくなるということ。けど、本当のことが言いたいと言うと、淳は『相談はしてほしかったけど正直なこと言うのは応援する。個人的にはコンビ解散とは思ってないからな』って言ってくれた」

　－これまで直の仕事は経験あるのか

　宮迫「３０年やっていますので、大阪時代に先輩に誘われて何度か。（ギャラは）５０００円とか１万円」

　亮「記憶にあるのが２０１４年。あと同郷の先輩の忘年会に１６年に行きました。５万円いただいた」

　－吉本興業に対してどういう思いがあるか

　宮迫「こんなことを言う会見したかったわけではない。この形になってしまっているのが不本意なんですが、大阪で生まれて子供の頃からたくさん笑わせてもらってる。（吉本に）１８歳に入らせていただいて、こんなアホを３０年間育ててくれた吉本興業に対しては感謝しかないですよ」

　亮「会社を攻撃をすることなんて１ミリも考えていない。自分たちを育ててくれた会社に対して気持ちすら伝わっていない。記者会見やりたいと言うと『在京５社、在阪５社のテレビ局が吉本の株主だから大丈夫』と言われました。それでとても不安になって元々好きだった会社なのに変わって行くんだという思いが募っていき、ビックリしている感じ」

　－契約解除は急と思ったか

　宮迫「驚きはしましたが、納得しています」

　－岡本社長が隠蔽（いんぺい）したという動きで良いのか

　宮迫「静観という言葉でしかないのでそれは語弊がある」

　－吉本側に虚偽があるということか

　宮迫「全て把握していないので、そこは分からない」

　－吉本が歩合が低くてお金をもらえないために直営業しないといけない温床になっているのか

　宮迫「元吉本で売れた芸人もたくさんいますので、吉本はどうこうというのは違うかなって思っています」

　－今後のコンビでの活動は

　亮「先は分からないです」

　宮迫「これだけ迷惑かけているのにもかかわらず、蛍原さんは声をかけてくれる。今は僕からコンビを続けてくれと言うのは言えません。蛍原さんの意見に従います」

　－引退するのか

　宮迫「１８から３０年間、この世界のことしか生きてきていません。僕の能力で何かお役に立てることがあれば、引退はということは考えられません」

　亮「契約解除と言うことなので、今後何をするかを決めていくかっていうことなので、引退は考えていないです」

　－最後に一言

　宮迫「今後おこがましいですが好きになってもらえる努力をしていくつもりです」

　亮「保身や自分の勝手なウソをついていたのに応援してくれると言う方々がいるのが、僕はそういう方々の気持ちを裏切りたくないです。それを胸に刻んで、その気持ちがあれば少しでも正しい道に進めるんじゃないかと思っています」

　宮迫「（立ち上がっる）改めまして、今回の騒動で詐欺被害に遭われた方々、不快に思われた全ての方々に謝罪させてください。本当に申し訳ありませんでした」