池上無双 自民・二階幹事長ガチ切れ「ほ~ぉ~って何」「そんなゲスなこと言ってない!」
ジャーナリストの池上彰氏が21日、テレビ東京の参院選開票特番でメーンキャスターを務めた。名物となった“池上無双”と呼ばれる鋭い切り口で、自民党の二階俊博幹事長に切り込み、大バトルとなった。
選挙結果の受け止め方、安倍晋三総裁の4選支持に対する質問に続く3問目。
池上氏は「今回の選挙戦で、二階さんが会長を務める業界団体の会合で『選挙を一生懸命頑張ったところに予算をつける。休んでいるところは予算を休ませてもらう』とおっしゃいました」と提起。「これ、かつてよく古~い政治の手法、利益誘導型の政治手法ではないかと批判を受けました」と問うた。
これに二階氏は「私が会長を務める団体ですから、奮起を促すのは当たり前のことじゃないですか」と返した。
その後、バトルに発展。
池上氏「その一方で政権与党であれば国全体のことを考えて政策をやらなければいけない。頑張ったら、お前たちには予算をつけてやる、頑張らない奴には予算をつけない、というのは本来のやり方ではないんじゃないですか?」
二階氏「そんなことはないですよ、一生懸命頑張っていただいた人たちに対してはそれなりの対応をしていくというのは当たり前のことじゃないですか」
池上氏「ほ~ぉ~」
二階氏「ほ~ぉ~ってなんですか!」
池上氏「つまりですね、頑張れば予算をつけてやる、予算を餌にして、選挙を有利に誘導しようということじゃないですか」
二階氏「そんなゲスなこと言ってるわけじゃない!」
池上氏「ああ、今の言い方はゲスな言い方ってことになるんでしょうか」
二階氏「そらそうだ、いちいち予算つけたらどうだとか、つけないところはどうだとか、そういうこと言ったわけじゃない」
池上氏「頑張ったところに予算つける、そうじゃないところは休ませてもらうというのは、つまりそういうことじゃないですか」
二階氏「それは、あなたがそうなら、そう取ったらいい」
池上氏「こちらがそのように受け止めても、二階さんとしてはかまわないと言うことですね」
二階氏「いいように取りなさいよ」
※4問目、細野豪志氏に関する質問に二階氏が回答中に、規定時間がきたとして、中継画面がプツリと切れた。