吉本社長が「さんまさん」「松本さん」…公の場でも敬称に違和感「上下関係おかしい」

 吉本興業の岡本昭彦社長(53)が22日、所属芸人らが反社会的勢力の宴席で闇営業を行っていた問題と、批判を浴びている同社の対応に関して、都内で会見を行った。社長によるパワハラ発言や隠ぺい疑惑が浮上し、所属芸人からも吉本の姿勢に疑問符が突きつけられる中、5時間半に及んだ会見で、謝罪と釈明を行い、雨上がり決死隊・宮迫博之(49)に対する契約解消決定を撤回した。

 会見の中では、同社所属の明石家さんま(64)、松本人志(55)からも今回の吉本の対応への指摘などがあったと明かした。

 「明石家さんまさんに、『芸人のことを、考えてやってほしい。もちろん、会社の立場もあるだろうけど、もし、会社で無理だったら、俺が手伝ってやってもいいから』とも言われました」。

 「松本(人志)さんからは『そういう、ちょっと間違いを犯した子たちを、サポートできるような環境をつくって。それは俺も手伝う』ということも、おっしゃっていただきました」。

 ネット上では岡本社長の回答が、総じて長く、質問に答えていないケースもあったと批判が集まる中、年上とはいえ、企業トップが所属芸人に「さん付け」したことにも、違和感を指摘するコメントも集まった。

 岡本社長は元ダウンタウンのマネジャーを担当した関係ではあるが、企業トップの公式会見での発言とあって、「社長が、さん付けで呼んでいる時点で上下関係がおかしい」「公式の場で自分ところのタレントに、さん付け」「芸能界はそうなの?」「ビジネスマナーがなってない」「何か違う」とのコメント投稿が集まっている。

 なお、会見中、宮迫や田村亮は、おおむね「君付け」だった。

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