俳優の柿澤勇人（３１）が２９日、都内で行われた主演ミュージカル「フランケンシュタイン」（来年１月８～３０日、東京・日生劇場）の制作発表会見に出席した。

　韓国発のミュージカルで１７年に日本で初演された「フランケンシュタイン」が３年ぶりに再演。前回に引き続き同役を俳優の中川晃教（３６）とＷキャストで演じる柿澤は「１年ぶりのミュージカル。稽古をして更なる熱狂を巻き起こしたい」と座組を盛り上げることを誓った。

　劇中では、一幕と二幕で天才科学者・フランケンシュタインと悪党・ジャックの二つの役に挑戦。１７年に同作を観劇した女優の大竹しのぶ（６２）には「一幕出てたのに二幕出ないの」と別人と勘違いされたほどで、柿澤は「１８０度違う役なのでハイカロリーだけどふりきってやりたい」と気合を入れた。

　柿澤は１６年のミュージカル中に右足のアキレス腱を断裂し、１７年に行われた「フランケンシュタイン」の会見に足を引きずって登場。そのために現在は、高度なテクニックが必要とされるミュージカルナンバーを歌い上げるよりも「足の方が心配」と笑った。