北方領土での戦争発言や酒乱騒ぎで、糾弾決議が可決されても議員辞職を拒否している丸山穂高衆院議員（３５）が２９日、参院選で初議席を得た「ＮＨＫから国民を守る党」の立花孝志代表（５１）と国会内で会談し、Ｎ国党への入党要請を受け入れると表明した。

　会談後の共同記者会見で、丸山氏は「参院選でＮＨＫ改革が一定数の支持を得た。この一点において共闘する」と強調。立花氏は、無所属の渡辺喜美参院議員にも接触していると語った。

　丸山氏はこの日午前、自身のツイッターを更新。立花代表から入党を打診されていることを踏まえ、「ＮＨＫに不満よな。丸山、動きます」と投稿。松本人志が吉本興業の騒動を受けてツイートした言葉を引用して、入党への決意を表明していた。

　立花氏は、渡辺氏との協議状況について「３０日に会見（で説明）する」と述べるにとどめた。参院での統一会派結成を想定しているとみられる。党所属の国会議員については「５人を目標に動いている。１２人に声を掛けた」とし、政府に党の主張を伝えるため、菅義偉官房長官に面会を申し込んだとも明らかにした。