元KAT-TUN田口被告&小嶺被告 30日判決の予定が…検察が異例のドタキャン
東京地裁は29日、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた、KAT-TUNの元メンバー・田口淳之介被告(33)と、元女優・小嶺麗奈被告(39)について、30日の判決期日を延期すると決めた。検察側が期日の変更を請求した。新たな期日は未定。
東京地検公判部は「捜査・公判に関わることなので理由は言えない」と説明。関係者によると、証拠の扱いに不備があったことで、補充捜査が生じたためだという。
法曹関係者は「判決期日前日に、検察側の請求により延期されるというのは、かなり異例の事態だと言えます」と説明。小嶺被告の弁護人である望月宣武弁護士は同日、自身のツイッターで「明日の判決期日が延期になった理由は捜査機関のミスが原因で、無罪判決になりかねないことが判明したからです。こっちは何の過失もありません。大迷惑です」と明かした。
東京地裁はデイリースポーツの取材に対し「検察が延期を申し入れてきた」と回答。次回期日が判決公判になるかどうかについては「一般的に二通りある。どちらになるかは分からない」と、再審理の可能性があることも示唆した。
2人は5月22日、一緒に住んでいた東京・世田谷区のマンションで、乾燥大麻数グラムを所持したとして、関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。11日の初公判で起訴内容を認め、検察側がいずれも懲役6月を求刑して即日結審していた。