タッキー社長 和で世界に ジャニーさんばり命名「虎者」舞台 遺志を胸に「形にする」
ジャニーズアイランド社長の滝沢秀明氏(37)が構成・演出を務める舞台「虎者-NINJAPAN-」(トラジャ・ニンジャパン)の製作発表会見が6日、都内で行われ、主演のジャニーズJr.ユニット・Travis Japanが出席した。忍者をモチーフとした和のエンターテイメントショーで、滝沢氏が手掛ける新シリーズ舞台。デイリースポーツなどの取材に応じた同氏は、将来的な世界公演を視野に入れていることを明かした。
新たな名作を世に送り出す。7月9日に死去したジャニー喜多川社長(享年87)との生前の会話の中に、折に触れ登場してきたという「忍者」。和モチーフを好んだ恩師にインスパイアされた滝沢氏が、神々しく輝く、近未来の忍者の姿を描く。
「虎者」というタイトルは滝沢氏が考案した。ファンの間で親しまれている「Travis Japan」の愛称「トラジャ」に、忍者と日本の美とがマッチした漢字を当てて命名。数々の絶妙なネーミングを世に送り出してきたジャニーさんの“DNA”を感じさせるセンスに、同氏は「そのあたりも継承していこうかな」と笑顔を見せた。
滝沢氏には野望がある。「今回は最初から海外に行くぞということを考えてまして」。亡きジャニーさんが常に夢見ていた世界進出を、今作では早期に成就したい意向だ。そのために、高いダンススキルに定評があるTravis Japanを、世界を即実現できるユニットとして指名。描くのは「家族愛」で、「万国共通のテーマ」と熱く語った。
亡きジャニーさんが生前、常に思いをはせていた世界進出。だからこそ、滝沢氏は「ジャニーさんが倒れる前に、数年後の構想も聞いていまして、それを形にしていくのが僕の役割。自分の思いも乗せていきたいですが、ジャニーさんの思いを叶えるのが一番」と固い決意をにじませた。
メンバーの宮近海斗(21)も、ただならぬ初のユニット単独主演作に、「代表作にしたい」と意気込む。全英女子オープンを制しゴルフ史に名を刻んだ渋野日向子選手(20)を例に出し、20代前半と同世代のメンバーを代表して「僕たちは日本のエンターテイメントの日本代表になれるよう頑張っていきたい」と、臆することなく世界を見据えた。
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