中村壱太郎 ドラクエからヒント得て脚本書き下ろし「絶対に大人も楽しめる」

 生徒たちに指導する中村壱太郎=東京・歌舞伎座4階稽古場
公開げいこの様子=東京・歌舞伎座4階稽古場
公開げいこを行った中村壱太郎(後列中央)と生徒たち=東京・歌舞伎座4階稽古場
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 歌舞伎俳優の中村壱太郎(29)が歌舞伎教室に通う生徒と共演する、「夏休み!歌舞伎自由研究 袴歌舞伎〈第二章〉『四勇士~友と共にあめアメふれフレ~』」(13日~14日、歌舞伎座ギャラリー木挽町ホール)の公開げいこが9日、都内で行われた。

 雨蛙を退治する冒険物語。脚本も担当した壱太郎は、「勇士ものにして、何か退治しに行くものにしよう」と人気ゲーム・ドラゴンクエストの世界観からヒントを得たと告白。子どもにも分かりやすいように言葉遣いには特に気をつけて仕上げたが、「絶対に大人も楽しめる」と作品をアピールしていた。

 壱太郎は同作で脚本の他に、演出、振り付け、作調なども手掛けた。歌舞伎教室「こども歌舞伎スクール寺子屋」に通う生徒15人と共演するが、壱太郎はオーディションにも関わり、本番まで直接の指導も行う。自身は「教えることの責任」を感じているそうで、「自分の中で『あっているのかな』という問いかけにもなる」と説明した。

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