競泳の五輪金メダリストの北島康介氏（３６）が初めての演技に挑戦したことが９日、分かった。ＮＨＫが同日、大河ドラマ「いだてん」（総合、日曜、後８・００）に北島氏が出演することを発表。北島氏が演じるのは“フジヤマのトビウオ”の愛称で知られ、後に日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）も務めた古橋廣之進さん。１０月２０日の放送で登場する。

　これまでＣＭ出演やアニメ映画「ＯＮＥＰＩＥＣＥ　ＦＩＬＭ　ＳＴＲＯＮＧ　ＷＯＲＬＤ」（２００９年）で、自身を模した「海賊キタジマ」の声優を務めたことはあるが、生身での演技は初めて。ＮＨＫを通じてコメントを発表した北島氏は「ドラマ出演のオファーが来るとは想像もしていなかったので驚きましたが、古橋先生の役ということだったので快くお受けしました」と素直な感想を明かした。古橋さんを直接知る世代の人間として、思いを後世に伝えるべく出演を引き受けたという。