海原はるか・かなた 病から1年7カ月ぶり「フー活」も失敗…薄毛なのに飛ばず
腰部脊椎管狭窄症を発症し、手術・休養していた「海原はるか・かなた」の海原かなた(71)が10日、大阪・心斎橋角座で行われた「横山たかし追悼公演」で、相方の海原はるか(71)と1年7カ月ぶりに漫才を披露した。
昨年3月に手術し、5か月間入院。今年1月までは車いす生活だったが、「負けたらあかん、もいっぺん復帰したい」と週5回リハビリに励み、舞台に立った。「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)で「90歳の人が畑仕事してる」など、老人たちの元気な姿にも刺激を受けたという。
「1年7カ月のブランクがあって、うまくいくか不安だった」というが張りのある声で舞台は爆笑の連続。はるかの薄毛を「フー!」と吹き飛ばすおなじみのギャグでは、うまくいかず、はるかに「下手やなあ!」と突っ込まれる“事件”も発生。会場を沸かせた。
髪が「フー」とうまく飛ばなかったのは、湿度のせいかと思われたが、終演後、はるかは「普通は朝、髪を洗うんですが、疲れたんで昨日、夜に洗ってしまって。朝洗っていれば…」と告白し、朝シャンしていなかったことを猛省。かなたは「(髪が)ベタッとして飛べへんわ」「朝の10時に(会場に)来て、その間に(頭の)脂が出てきたんちゃうか」と病気を感じさせないツッコミで笑わせていた。
この日は、「すまんのぉ~」「つらいのぉ~」などの必殺フレーズと“ほら吹き漫才”でのおぼっちゃまキャラで人気を博し、6月1日に死去した「横山たかし・ろし」の横山たかしさん(享年70)の追悼公演。森脇健児(52)ら松竹芸能の仲間が笑いで追悼した。