たかし・ひろし“復活”代役ですまんのぉ~ 天国に届け!本家超えの大ボラ連発
「すまんのぉ~」「つらいのぉ~」などの必殺フレーズと“ほら吹き漫才”でのおぼっちゃまキャラで人気を博し、6月1日に死去した「横山たかし・ひろし」の横山たかしさん(享年70)の追悼公演が10日、大阪・心斎橋角座で行われ、森脇健児(52)ら松竹芸能の仲間が笑いで追悼した。また、たかしさんのモノマネを続けてきたラジバンダリ西井(44)が相方を務め、「たかし・ひろし」を復活させた。
体重96キロの新・おぼっちゃま西井は、天国のたかしさんに届けとばかり、ホラを吹きまくった。トレードマークの金ぴかスーツ姿で「48億円の衣装や。天国ええとこや」と本家・たかしさんの「38億円」を超える大ボラで会場を沸かせた。
小泉進次郎衆院議員(38)の結婚には「ワシが言うたんや、結婚せえと」、お相手の滝川クリステル(41)には「ワシの妹や~」とホラ連発。金ぴかスーツとともに松竹衣裳に新調してもらった赤いハンカチをかみしめ、ひろしのアドリブ連発に大汗をかきながら「台本にないことを言うなぁ~」「あぁ~ッ」(※困った時のボケ)と体をよじらせた。
台本を見て自主練習し、ネタ合わせは9日の夜に10分ほどやっただけ。それでも何度も爆笑に包まれた。6年以上の闘病生活が続き、晩年は車イスだったたかしさん。相方の横山ひろし(72)は「立ちで本当の漫才をやったのは久しぶり。供養やなあ」としみじみ。追悼公演は11日も開催されるが、「今回だけでなく、また“新たかし・ひろし”で?」と聞かれると、「ぜひ!」(西井)、「全国津々浦々!」(ひろし)と声をそろえた。
コンビ継続となれば、金ぴかスーツが必要になるが、西井は「買い取らせてもらえれば」とやる気満々。「48億ですよ」と念を押されると、われに返り、「ローンで…」と大汗をかいていた。