高嶋ちさ子 「ダウン症」の姉の面倒をみさせる為に…母は私を産んだ
バイオリニストの高嶋ちさ子(50)が15日、フジテレビ系で放送された「直撃!シンソウ坂上」(木曜、後9・00)に出演。2017年8月に亡くなった母の子育てや、家族について語った。
ピアニストだった母・薫子さんは幼いころから高嶋に厳しすぎるほどバイオリンの指導をした。坂上忍とのインタビューで、その理由について語り始めた時、姉・未知子さんが「ダウン症」と明かした。
「(母が)私と兄を産んだのは…、将来、母と父が亡くなった時に、みっちゃん(未知子さん)の面倒をみる人を産んだ」と説明。物心ついた頃から姉の世話役が当たり前だと思って生きてきたといい、「『みっちゃんがいなかったら、産んでないから』って言われた」ことも明かした。
高嶋と兄・太郎さんは未知子さんを支えるため、「自立して、稼げるようにしなさい」「お金さえ稼げばお嫁に行っても肩身が狭くならないから」と教育された。母の言葉には「めちゃめちゃ愛がある、それは分かるから」と子供なりに理解してきたという。
高嶋は番組放送前にインスタグラムを更新。「どうせ苦情が来る前に言っておこう」と断って、テレビでの発言の真意を伝えた。
「母は私と太郎をダウン症の姉『みっちゃん』を支えるために産んだと言った件。そんな事言われて最悪だ!と言う方もいるでしょうが、私にはそれが生き甲斐になったし、お陰でここまでやってこれたから、母には感謝だし、そんな事言われて傷付くような子供じゃ二人ともなかったから、だから母も言ったんだと思う。うちの家族に近い人は、なんの違和感も感じなく受け入れられる言葉だから、それぞれ家族によって育て方って違うよね。同じ事をを言われて傷つく子もいるだろうし。」と記している。