アイドルグループ・仮面女子の猪狩ともか（２７）が１７日、東京・お台場で行われた、東京オリンピック・パラリンピック１年前記念イベントに出演した。

　猪狩は２０１８年４月、東京・お茶の水で強風に飛ばされた看板に直撃され、脊髄損傷のため両下肢まひになり、車いす生活を余儀なくされた。その後、必死のリハビリで同８月に活動を再開。障害者スポーツに積極的に関わるようになり、５月末には「東京２０２０パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会」のメンバーに選ばれ、パラリンピック応援大使も務めている。

　猪狩はステージで「皆さん、スターな顔ぶればかりで、その中に私がいるのはドキドキするんですけど、すごく有名な皆さんと一緒に応援大使として活動させていただくことになりました。これからさらにいっぱい盛り上げて、発信していきたいと思います」と意気込みを示した。

　注目のパラ競技としては「私自身も最近体験したばかりなんですけど、パラ水泳！」と回答。リハビリの先生にも、最初は浮くことに精いっぱいだといわれたんですけど、クロールと背泳ぎ、最初から２５メートル泳げちゃったんですよ」と胸を張った。

　また、仮面女子のライブにも車いすを利用して参加。人気曲「夏だね」のパフォーマンスに加わり、ファンから大きな歓声を浴びた。