スリム報道陣にも謝罪 くまだは謝罪後退出&再登場…謹慎芸人、それぞれの復帰舞台
反社会的勢力から金銭を受け取っていたとして、6月24日付で所属事務所の吉本興業から謹慎処分を受けていたタレント・くまだまさし(46)、お笑いコンビ「2700」「スリムクラブ」らが19日、処分を解かれ、東京・新宿の専用劇場で行われた「ルミネtheよしもと夏休み大ネタ祭」に出演。復帰を果たした。“闇営業”で笑えなくなった観客をどうやったら笑わせられるのか。それぞれに悩み抜いた復帰の形がみられた。
「14時の部」のトップバッターを務めたくまだは、謹慎後とは思えないほど勢いよく登場。観客の拍手の大きさに「ちょっと温かすぎてやりづらくなってきました」と笑いを誘いながら、感謝した。その後はサングラスを上下に動かす十八番のネタを披露し、「本日謹慎の方が解けました。まだまだ若手の23年目、くまだまさしです」と改めて自己紹介。神妙な表情で「このたびは例の一連の件におきまして、世間の皆さま、関係者の皆さま、大変ご迷惑をおかけしました。そして何よりも今まで詐欺被害に遭われた方、不快に思われた方、申し訳ありませんでした」と謝罪。「ずっと反省の気持ちを忘れずに、皆さまに笑っていただけるように、信頼していただけるように、これからも頑張っていきたい」と誓った。
謝罪後は、「空気を変えるために僕、もう1回出てくるので…」と観客に伝え、一度退場。仕切り直して再び登場し、謹慎前と変わらぬネタを披露し、観客を沸かせた。
「16時の部」に登場したスリムクラブには客席から「おかえり!」と声が飛び、真栄田賢(43)が「今日で謹慎がとれまして、またやるのでよろしくお願いします」あいさつ。2人で「すみませんでした」と何度も謝罪した。
また劇場に集まった報道陣に対し、真栄田が「記者の方もありがとうございます」と気遣い。「ちゃんと向こうまで行って」と内間政成(43)に指示し、ステージから降りて客席後方に集まった報道陣に謝罪する場面もあった。
「12時の部」で謹慎芸人としては“1番手”で復帰した2700は「お久しぶりです。いろいろご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。今日から復帰させていただきます」などと報告し、頭を下げた。
その後は、「女友達訪問」というコントを披露。八十島の声でガイコツの模型がしゃべり出すシーンで「もう“闇”営業行くなよ。直の営業入った時にすぐに行くのやめろよ」と注意。“ガイコツ”から叱られた女役のツネが「すみませんでした」と謝る場面もあり、早速、闇営業ネタを披露し、笑いに変えていた。