「天気の子」興行収入100億円突破 新海監督「君の名は。」に続き2作連続

 新海誠監督(46)のアニメ映画「天気の子」が、公開34日目となる21日に興行収入100億円を突破したことが22日、分かった。配給元の東宝が同日、発表した。日本映画で興収100億円を突破したのは10作目で、新海監督の前作「君の名は。」(2016年)以来3年ぶり。2作連続での100億超えは、国内では宮崎駿監督に続いて2人目となる。

 「天気の子」は、天気に関わる不思議な力を持つ少女・陽菜と、家出少年・帆高の出会いと恋を描いた作品。140の国と地域での配給も決定し、トロント国際映画祭出品も決まった。また超異例というインドでの公開も決定したという。

 新海誠監督はこの日、「映画を支えてくれたスタッフの皆と、映画を観てくださった750万人の方々に心から感謝いたします」とツイート。

 この日はヒロイン・陽菜の設定上の誕生日でもあり、「今日はヒロインの陽菜の誕生日です。おめでとう陽菜さん!笑」と、不思議な力を持つ陽菜との不思議な縁を喜んだ。前作に続き音楽を手掛けたRADWIMPSの野田洋次郎(34)もツイッターで「そうだ!今日は陽菜の誕生日だ。陽菜さんおめでとーう!」と祝福した。

 同作は公開3日間で興収16・4億を記録。「君の名は。」を上回るスタートダッシュとなっていた。「君の名は。」は公開から28日間で100億円を突破し、最終的には邦画歴代2位の250・3億円を記録している。

 国内興収の歴代1位は宮崎監督の「千と千尋の神隠し」(01年)で308億円。宮崎作品は5作連続で100億円を超えている。

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