吉本所属なべおさみが新喜劇出演 3年前に死別の妻思い涙「女房に伝えたい」

 3年前に死去した妻・笹るみ子さんを思い涙したなべおさみ=京都市・よしもと祇園花月
吉本新喜劇に出演し、川畑泰史(右)と共演するなべおさみ=京都市・よしもと祇園花月
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 タレントのなべおさみ(80)が27日、京都市のよしもと京都祇園花月で吉本新喜劇の公演に出演した。5月1日付で吉本興業に所属後、26日のテレビ出演で所属としての初仕事をこなし、この日は新喜劇の舞台へ。座長の川畑泰史(52)や西川忠志(51)、島田珠代(49)、山田花子(44)らと共演した。

 舞台上で川畑から紹介を受けたなべは「祇園花月に来たら正面から入れなくて、スタッフに案内されたのが“裏口”でした」と、長男・なべやかん(49)の明大替え玉受験事件をネタにして、観客を笑わせた。

 終演後、なべは「80歳になって活躍する場を与えてくれたのをうれしく思う。この喜びは、女房に伝えてやりたかった。妻も見てて下さったと思う」と涙。3年前に肺炎のため76歳で死去した妻で元女優の笹るみ子さんのことが脳裏に浮かんだことを明かした。

 るみ子さんの「あなたはなんといっても、なべおさみなんですからね」という最期の言葉を明かしたなべは「それを取り戻したくて3年。吉本からこういうお話をいただいて、具現化してくれた。死ぬまで舞台に立ち続けることが夢」と言葉を詰まらせる。芸歴60年を超えるベテランは、ステージに立てる喜びをかみしめていた。

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