キムタク パリ超高級三つ星レストランで世界初ロケ ミシュランガイド全面協力
俳優の木村拓哉(46)が主演する10月スタートのTBS系ドラマ「日曜劇場『グランメゾン東京』」(日曜、後9・00)が、このほどフランス・パリでクランクインした。木村演じる型破りなフランス料理シェフが繰り広げるヒューマンストーリー。世界最高峰の味を誇り、パリで最も予約が取れないことで知られる超高級三つ星レストラン「ランブロワジー」が“スタート地点”に選ばれた。同店でドラマ撮影が行われるのは世界初とあって、木村の演技にも自然と火が入った。
木村の令和最初の連ドラは花の都・パリでスタートした。
今回撮影されたのは、木村演じる型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹が、パリに自身の店を開いていた頃のシーンと、後に転落人生を味わい、鈴木京香(51)演じる女性シェフ・早見倫子と出会うシーン。作品の大きな軸となる両シーンをパリで撮影することで、リアリティーというスパイスが加わった。木村は「現地に来てみて飛び込んでくる情報や、風景だったり、生活習慣だったり、そういうものに気づかされることがいっぱいあります」と料理の本場の空気を味わいながらの始動となった。
ミシュランガイドの全面協力もあり、世界で初めて「ランブロワジー」でのロケにも成功。木村は、同店の日本人シェフ・吉冨力良氏から料理の知識やテクニックについて手ほどきを受けるなど、丹念な役作りを行った。
フランス語での演技にも挑んでおり、台本にないセリフを通訳に確認し、その場でアドリブを入れることも。現地で感じた思いを生のフランス語で表現した。現地では、日本のエンターテインメントに関心を持つ人々も多く、ロケ中の木村の存在に気づき驚く人もいたという。
順調過ぎるほどのスタートに木村は「こんなにいいことばかりクランクインから立て続けに起こると、この先悪いことばっかりなんじゃないかと嫌な予感がするんですけど(笑)」と逆に心配するほど。新時代の木村拓哉を見せるべく、並々ならぬ思いで挑んでいる。