阪神ファンの漫才コンビ・トミーズのトミーズ雅（５９）が３１日、毎日放送「せやねん」に出演。去就が取りざたされている鳥谷敬内野手（３８）の話題に目の色を変えた。

　２５日の鳥谷選手の「これが最後になるかも」という意味深発言から、この日の引退勧告を受けたとされる一部報道までが紹介されると、雅は「どういうこと？やめる、やめへんは鳥谷選手が決めることやん」とけげんそうな表情でコメントした。

　コーナー進行役は「引退勧告があったかなかったかで状況が変わってくる」と説明。野球評論家の元阪神・藪恵壹氏（５０）は「時期が時期ですし、残り２２試合ということで、まず（４２歳の）福留選手が来季もやるという報道が出て、鳥谷自身も『じゃあ、自分はどうなるんだ』と。（５年）契約も今年で切れる。すごく不安な時期なんですよ」と心情を代弁した。

　雅は「タイガースで何年もやってはる人、このレベルの人に、肩たたいてやめてくださいって言う？」と疑問をぶつけた。藪氏は、主力選手への引退勧告の通例について「（本題の前に）前段が必要になってくるんです」といい、「鳥谷がこれまでやってきた成績を鑑みると、誰よりも貢献してる人ですから、『球団としてはのちのち将来、こういうことを考えています』というのがあって、これ（引退勧告）だったら分かるんですけど」と説明。雅は「監督っていう道がありますよと」とうなずいた。

　また、仮に「前段」がなかった場合について、藪氏は「ちょっと話が変わってきますね」とした。雅が「いきなり肩たたいて『お疲れ』でしょう？」と聞くと、藪氏は「それは彼の実績を考えると、僕らも考えられないです」と否定。それでも、雅は「それに近いで。戦力外通告いうのはそういうことで。『分かりました。やめます』言うたら引退試合もできるし、阪神側もおいしいことがあるしっていうことでしょ。グッズも売れるし」と想像した。

　その後、コーナー進行が「まず引退勧告があったかどうか、この辺りを皆さん、注目してください」と締めに入る中、雅は「ほかの球団のユニホームを着る確率もあるいうこと？」と質問を重ねたが、「その部分はじっくり話すことができないので、話題を変えたいと思います」と強引に終了。雅は「なんでやねん。なんでやねん」と最後まで食い下がっていた。