Chage 「波瀾万丈な40年だった」…全国ツアー初日、ファンに思い伝える

 歌手のChage(61)が31日、愛知県名古屋市内で全国ツアーの初日公演を開催し、歌手のASKA(61)がデビュー40周年を迎えた「CHAGE and ASKA」からの脱退を表明して以来、初めて公の場に登場した。現在の心境を「残念だけど後悔はしてない」と吐露し、時にジョークを交えるなど吹っ切れた様子だった。

 ツアーと最新アルバムのタイトル「feedback」通りにエレキギターのハウリングで開幕すると、最初のMCからチャゲアスについて言及した。「元気だったかい?」の問いかけに、ファンから「元気!」の声が戻ると「そんなことないと思うけど…」とひとボケ。

 続けてChageは「CHAGE and ASKAの40年はやはり“順風満帆”であって欲しかった。ここに来てくれたみなさんもそれを望んでいたと思いますが、どちらかと言うと“波瀾万丈”な40年となりました」と総括。頂点に上り詰めたのち、チャゲアスは07年12月を最後にライブを行っておらず、10年12月に活動休止したまま、14年にはASKAが覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた。

 「いいこともあったじゃない?そして、辛いことも。ただ、CHAGE and ASKAがなければ今、Chageはここにいないし、そして何よりもみんなとも会えなかったんだよ。だから、残念だけど後悔はしてない」。客席には涙を流すファンもいた。

 セットリストには、チャゲアスの「あきらめのBLUE DAY」と「NとLの野球帽」を入れた。「だって大好きな楽曲たちですもの!みんなもそうでしょう!心を込めて歌います、受け取ってください!」と魂の熱唱だった。デビュー当時に使っていた40年前のギターを手に思い出に浸る一幕もあった。

 8月25日にASKAが脱退を表明し、翌26日にChageはコメントを発表。申し出た面会がかなわず直筆の手紙を送ったこと、脱退を知らされたのは表明2日前の23日だったことなどを明かし「誰が何を言っても『覆る』事はないのでしょう」と事実上の解散を飲み込んだ。互いに連絡先も知らぬ状態で、溝の深さは明らかだった。

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