菅直人元首相 「反対はカッコ悪い」という現代若者気質に嘆き
菅直人元首相が31日、ツイッターを更新。現代の若い世代が、権力を持つ上の世代に反対することを「かっこ悪い」と捉える傾向にあるとして、自身とのジェネレーション・ギャップを嘆いた。
菅氏は1946年生まれの全共闘世代。団塊世代ともいわれる若者たちは、安保闘争やベトナム戦争などがあった60年代の政治の季節に青春時代を過ごしてきたわけだが、同氏は「今の20代、30代の若者にとって『反対』はカッコ悪いことなんだと聞いてびっくりした」と、意識の差に衝撃を受けたことを明かした。
さらに、菅氏は「団塊の世代が若者の頃は上の世代に『賛成』という方がかっこ悪かった。『反対』する中で議論が起こるが、賛成や忖度では議論は生まれない。若者を取り巻く環境は厳しくなっており、もっと『反対』といってほしい」と投稿。その行間に、与党を支持する若い世代が増えていると指摘される近年の傾向に対する嘆きもにじませた。