三谷幸喜氏が熱弁 「これぞコメディー」「これぞ群像劇」「これぞドラマ」を選ぶ
脚本家、演出家、映画監督として活躍する三谷幸喜氏(58)が3日、TOKYO MXの生番組「5時に夢中!」に出演し、「記憶に残るエンタメ3選」を明かした。
その3本はビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン主演のコメディー映画「お熱いのがお好き」(1959年)、スティーブ・マックィーン主演、ジョン・スタージェス監督の戦争アクション映画「大脱走」(1963年)、米人気ドラマ「ディス・イズ・アス 36歳、これから」(2016年~)。
三谷氏は自宅に「DVDの部屋があるんですけど。渋谷のTSUTAYAくらい」DVDがあるという。
「お熱いのがお好き」に関しては「ビリー・ワイルダーって、シリアスなものも作っていますけど、コメディーが僕、大好きで、僕が思っているコメディーの代表っていうか、理想がこの作品です。これぞコメディーっていう。全てのストーリーであるとかセリフであるとか、全部が笑わせるために成立している気がするんですね。ラストシーンの最後のセリフまでものすごい。こういうのを1回作ってみたいなって。最初(に見たの)は小学生の時、テレビですけど」。
「大脱走」に関しては「これぞ群像劇。僕の映画って、舞台もそうですけど、わりと群像劇が多いんですけど、全てこっから始まっているというか。これこそオールスターキャスト。スティーブ・マックィーンは出てるわ、チャールズ・ブロンソンは出てるは、男しか出て来ない映画なんですけど、全員が立っているというか、面白いです。僕はこの中で、デヴィッド・マッカラムの役が大好きなんですけど」。
「ディス・イズ・アス」に関しては「これぞドラマ。僕はまず第1回目を見て度肝を抜かれたっていうか。こんなすごい脚本があるのかっていう。脚本家としてちょっと嫉妬するくらい。ものすごいですよ。こんなに完成されて、こんなに素晴らしいドラマがあるのか。これこそラストシーン見てビックリしました。これでもう終わりじゃないかっていう完璧なラストなんですけど、そっから始まって行くんですよ、ドラマ」と、それぞれ熱弁を振るっていた。