黒柳徹子「旦那がみんなに好かれていて良かった」ジャニーさんに最後のお別れ
7月9日に死去したジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)のお別れの会が4日、東京ドームで営まれた。会場には所属タレントやOB以外にも女優・黒柳徹子(86)、俳優・武田鉄矢(70)、歌手・和田アキ子(69)らジャニーさんと親交のあった各界の著名人も出席。共に多くのエンターテインメントに携わってきたジャニーさんの思い出を振り返った。
所属タレントだけでなく、多方面から愛されたジャニーさん。参列者は口をそろえて偉業をたたえた。
近藤真彦と共に献花の先頭を切った黒柳は、祭壇に向かって「ジャニーさん、ジャニーさん、旦那さん、お別れですけど、まぁ見守っていただいて、大丈夫ですよね。じゃあね。いろいろありがとうございました」と優しく呼び掛けた。30~40年ほど前に黒柳とジャニーさんの結婚説が流れてから、ジャニーさんのことを“旦那”と呼んでいたそうで「旦那がみんなに好かれていることが分かって良かった」と胸を熱くした。
ジャニーさんが手掛けた多くのタレントたちを見てきただけに「亡くなったのはショービジネスの中で大きな損失」と残念がった。「優しい心と演出の素晴らしさ、才能だと思います」とあらためてジャニーさんの手腕を高く評価した。
TBS系の主演ドラマ「3年B組金八先生」シリーズで多くのジャニーズタレントと共演した武田は、「ジャニーズ家はみんなしっかりしてる」と“父”を称賛。「最強の教育者」と称し、「『YOUやっちゃいなよ』ってステージを指してる銅像を作って」と思いをはせた。
ジャニーさんとは麻雀仲間だという和田も、「フォーリーブスからほとんどの舞台を見ました」とジャニーズの世界に魅了された1人。「世界に誇れる偉大な演出家でした」と失われた才能の大きさ再認識していた。