氷川きよし42歳 涙のバースデーコンサート 大阪城ホールで1万6千人酔った

 歌手の氷川きよし(42)が6日、大阪城ホールで初となる単独公演「氷川きよし デビュー20周年記念コンサート~あなたがいるから~in大阪城ホール」を行った。この日が42歳のバースデーで、ケーキで祝福された氷川は「きよしのズンドコ節」や最新曲「大丈夫」など全44曲を熱唱。1999年からの歩みに感謝を込めた。時折涙を流すなど、昼夜計1万6000人のファンを酔わせた。

 広い会場を存分に使って感謝を伝えた。「いつか1人でやりたいなって思っていた」という大阪城ホール。ゴンドラで空中から歌い、トロッコで会場を1周して笑顔を振りまいた。

 「エネルギーとパワーがあって、元気にさせてくれる」という大阪のファンのペンライトが揺れる中、ロック調の「限界突破×サバイバー」など、全身全霊を込めた熱唱で応えた。

 00年2月にデビュー。当時の大阪キャンペーンを思い返し「『演歌っぽくないな。茶髪にピアスやで』って言われた思い出がある」と大阪弁を操って沸かせた。

 誕生日のステージで「たこ焼き風ケーキ」が贈られ、「おめでとう!」の祝福に「ありがとう!24歳!若いよ!」とサバ読みで応じた。ぎっしり埋まった客席から感じた熱量に「皆さん好き。愛してる」と返し、感極まって目を潤ませた。

 42年間の人生を「長生きですね。10代で死んじゃうかと思ってた。よう生きた。根性もん」と博多弁を交えて表現。人生と重なる楽曲「メトロノーム」「碧(あお)し」でも涙を浮かべた。

 「自分の歌を通して、どんな人も幸せになってくれたらいいと思っているのが根本」。円熟期を迎え、パフォーマンスにも磨きがかかった。今後も第一線を走り続ける。

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