タッキー社長 舞台にジャニーさんの肉声、蜷川幸雄さんとの対談時の音源を使用

 ジャニーズJr.のユニット・SixTONESとSnow Manが主演する舞台「少年たち To be!」(東京・日生劇場、7日開幕)の公開稽古が6日、都内で行われた。1969年に初演され、半世紀にわたり演じ継がれている作品。現場指揮を執るジャニーズアイランド社長の滝沢秀明氏(37)のアイデアで、今作では亡くなったジャニー喜多川社長の在りし日の肉声が響く演出が盛り込まれた。

 「人間づくりは難しい。僕は、失敗はあると思う。それだからやりがいがある」。「どの子だってみんな、人間の美しさはあるんですよね」。

 生前の総帥の声が、舞台に響く。2015年にNHKラジオで演出家の蜷川幸雄さん(故人)と対談した際のジャニーさんの音源を、滝沢氏がセレクト。若者育成の哲学や信念を語った熱い言葉だ。

 常に裏方に徹したジャニーさんの声が、舞台で使われるのはもちろん初。滝沢氏は「『ユー、なに勝手に使ってんだ』と言われそう」と笑ったが、「そこに全てが詰まっている。デビューを迎えるド真ん中の子たちへのメッセージではないかと思います」と語った。

 これまで刑務所に収監された少年たちの姿を描いてきたが、今作は、そこから脱獄し、かつ50年後の未来を描いている。

 ジャニーさんが手掛け50年前に初演されて以来、若手の登竜門的存在として受け継がれてきた舞台。来年の同時CDデビューが決まった2ユニットにとっても、Jr.として集大成の場となる。Snow Manの岩本照(26)が「塀の中から脱獄するのは、デビューするのと似ている」と話せば、SixTONESのジェシー(23)は「少年から大人へと成長する、僕らのリアルが伝わると思う」と意気込んだ。

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