鳩山元首相、辺野古移転を巡る防衛省の有識者会議に苦言「半数身内で形だけ」
鳩山由紀夫元首相が7日夜、ツイッターを更新。防衛省が6日に米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、軟弱地盤の改良工事に関する有識者会議を初開催したことを受けて「半数が防衛省の身内」「形だけの会議」「学界まで忖度か」などと批判した。
鳩山氏は「辺野古の軟弱地盤の上に米軍基地を建設したい防衛省が有識者会議を開いた」と切り出した。同会議は土木や建築の専門家ら8人で構成。防衛省が3年8カ月程度と見積もっている地盤改良の工期を短縮する方法などを議論する方針だが、鳩山氏は「委員は防衛省が選び半数はいわば身内である。防衛省がやりたいことに有識者会議がお墨付きを与えたとしたいための、形だけの会議で異論なし」と指摘した。
そのうえで、鳩山氏は「事実を隠蔽して2・5兆円かかると言われる基地を作らせて良いのか。学界まで忖度か」と苦言を呈した。