N国・立花党首“対立区議”被害届提出の二瓶氏と激突「警察に圧力かける」
「NHKから国民を守る党(N国)」の立花孝志党首(52)が10日、立花氏による脅迫があったとして被害届を出した東京都中央区議の二瓶文徳氏(25)への面会を求め、同区議会に突撃訪問した。2人は同区役所前で対面し、後日改めて話し合うことを約束。二瓶氏は話し合いの内容次第で被害届を取り下げる考えも示したが、立花氏は「それは望んでいない」とキッパリ。「(自分を)起訴するよう、警察に圧力をかける」と宣言した。
二瓶区議と対面した立花氏は、「久しぶりに会いましたけど、普通にシンプルにうれしかった」と語った。
二瓶氏は今春の同区議選にN国から出馬して当選したが、その後、党側とトラブルになり除名。立花氏はネット投稿した声明動画などで二瓶氏を激しく批判し、9日、二瓶氏が提出した被害届を受理した警視庁から任意で事情聴取を受けた。有罪となれば議員辞職と宣言する一方、二瓶氏が同公認で当選しながらすぐに離党意思を示したとし、徹底的に戦う構えをみせていた。
一夜明けたこの日も怒りは収まらなかったが、求めに応じて二瓶氏が姿を見せると、様子は一変。優しく肩をたたき「連絡待ってるから」と語り掛けた。
二瓶氏は取材に、脅迫行為によって恐怖を覚えたと告白。同党から「後日返還」との約束で130万円の寄付を求められ、応じなかったことも明かした。
二瓶氏の主張に対し、立花氏からは「圧力がちょっと強すぎた、叱る気持ちが強すぎたのかなと」と反省の言葉も。だが、二瓶氏が被害届取り下げの可能性も示唆したことには「望んでいません。親告罪ではありませんから、僕は警察側に、絶対に起訴するように圧力をかけます。司直の場でしっかりやる」と、公の場で白黒つけるとし、さらなる闘争を宣言した。