蓮舫氏、深刻な台風被害の中での安倍内閣発足に「今日、改造すべきだったのか」
立憲民主党の蓮舫副代表が11日、ツイッターを更新。台風15号による被害が千葉県などで深刻となっている状況の中、第4次安倍再改造内閣が発足したことを受けて、「今日、改造すべきだったのか」と疑問を呈した。
蓮舫氏は「新たな内閣の発足は否定はしません。が、午前に全ての大臣の辞表、夕方に新たな内閣が発足する間にも千葉を中心に台風被害の影響の深刻さは変わりません。熱中症もとても心配です。今日、改造すべきだったのか、と思います」と深刻な状況を憂慮。「一刻も早い災害担当大臣、経産大臣など関係大臣の指示が求められます」と訴えた。
千葉県を中心とした大規模停電は発生から3日目となったこの日も全面復旧の見通しが立っておらず、同県では同日午後5時現在、約41万5千戸で停電し、断水も2万戸。気温30度を超える中、熱中症とみられる症状で住民が搬送された。君津市や南房総市などでは停電によって浄水施設などが稼働せず、停電の解消まで断水が続く見通しになっている。
蓮舫氏は「エアコン等が使えない事態が続き、通信障害が拡大し、ガソリンが確保できず移動手段の制限など、台風被害が今なお重い千葉。そして、鎌倉でも今なお停電があります。党の災害対策局が、各県連からの被害情報をまとめ、現地での要望を行政機関とつなぐと共に現地の実情把握を続けています」と現状をつづった。
さらに「内閣改造をメディアが取り上げるのは当然だとしても、大臣の経歴やこれまでの功績や目玉人事のみならず、こうした災害への対策を政府に迅速に求めるという論調も、ジャーナリストとして発信してほしいと思います」と報道の在り方にも問題提起した。