リンゴ・スター ニューアルバムを10・25発売 ジョンのカバーにポール参加
元ビートルズのリンゴ・スター(79)のニューアルバム「ホワッツ・マイ・ネーム」が10月25日にリリースされることが13日夜、発表された。故ジョン・レノンのカバー曲にはポール・マッカートニー(77)が参加している他、ビートルズのカバー曲も収録されている。
通算20作目となる本作は、近年の一連のアルバム同様、自宅のレコーディングスタジオ「ロッカペラ・ウエスト」で、気の置けない仲間と共に制作された、気取らない、心のこもった作品になっている。
ジョンのカバー曲「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」(アルバム「ミルク・アンド・ハニー」収録)のカバーには、ポールがベースとコーラスで参加している。
バーバラと年を重ねているリンゴは「僕は今も彼(ジョン)が思い描いた夢を生きている」といい、「この曲を取り上げたのは、とにかく好きだったからだ。僕はベストを尽くして歌った。ジョンを思いながら、最高の歌唱を披露したと思っている」と、カバーした理由を説明。ポールの参加について「僕はポールにぜひこの曲で演奏してもらいたいと思った。彼は快諾してくれた。僕のスタジオに来て、ベースを弾いて、僕と一緒にちょっと歌ってもくれた。この曲にはジョンも関わっているわけだし、僕も、ポールも参加しているってことだ」と経緯を明かした。
さらに「ジャック(・ダグラス)が提供してくれたストリング・アレンジをよく聴いてもらえれば、(故ジョージ・ハリソンが作曲したビートルズの)『ヒア・カムズ・ザ・サン』のフレーズが引用されていることに気付くはずだ。つまりこのトラックには僕たち4人全員が関わっている」と、ビートルズが“再結成”していることを打ち明けた。
また、ビートルズのアルバム「ウィズ・ア・ビートルズ」で取り上げた「マネー」もカバーしている。
他にもジョー・ウォルシュ、エドガー・ウィンター、デイヴ・スチュワート、ベンモント・テンチ、スティーヴ・ルカサー、ネイザン・イースト、コリン・ヘイ、リチャード・ペイジ、ウォーレン・ハム、ウィンディ・ワーグナー、カリ・キンメルら豪華な顔ぶれが参加している。
新曲の10曲は、ウォルシュやルカサーらとの共作や、昨夏からオールスター・バンドに復帰したヘイの作品、初参加のソングライター、サム・ホランダーとの曲が含まれている。