柄本明 志村けんとの初共演は「地獄だった」、「ホントに怖かった」と告白
俳優の柄本明(70)が15日、日本テレビ系「行列の出来る法律相談所」(日曜、後9・00)に出演し、ドリフターズ・志村けん(69)との初共演を「地獄だった」と振り返った。
初共演は32年前、TBS系「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」で。ほとんど面識がない志村からの指名だった。収録現場に行って渡された台本は「それが設定だけなんですよ。電話して『すいません、ちょっとマッサージをお願いしたいんですけど』って言って、マッサージ、待ってると(マッサージ師役の)志村さんが来るんですよ。そこまで、設定は。あとは(アドリブで)お任せみたいな」というもので、「それが地獄だった」、「この人はどれぐらいの腕なんだろうという腕試しみたいな。いやあ、怖かったですねえ。ホントに怖かった」と振り返った。
その後、定期的にオファーが届き、「芸者コント」などで名コンビぶりを発揮してきたが、志村との共演は今でも「毎回怖い」という。
「なんで志村さんは僕を呼んでくれたんだろうっていうのは、聞きたいことではありますね」という柄本に、志村はVTRで「この人、実際そばで見てみたいっていうのがまずありまして。笑いとかやるにはすごく得な顔。僕、思うんですよ。ちょっとほしいな、その顔」と説明。「(リハーサルで)合わせる度にどんどん変わってくるんですよね」と、柄本の卓越した力量を証言していた。