どぶろっくがKOC王者 「裏道歩いた」幼なじみ、「相方の涙見て…」と感無量

 コント日本一を決める「キングオブコント2019」の決勝が21日、東京・TBSで行われ、2413組から結成16年目のベテランコンビ・どぶろっくが優勝。12代目王者に輝き、賞金1000万円を手にした。

 10組によるファーストステージ、上位3組によるファイナルステージとも、得意の「下ネタ&歌ネタ」で高得点をマーク。とくにファーストステージでは、現状の審査方法に変わった第8回以降の最高得点となる480点(500点満点)をマークした。

 優勝が決まった瞬間、江口直人(41)は思わず涙。司会のダウンタウン・浜田雅功(56)が「泣いてる~!」「涙流すとは思えへんかった!」と驚くほどだった。森慎太郎(40)も、目を潤ませながら「自分たちのスタイルを思い切りやったら、たくさんの人に評価された感じで、幸せです」と感無量の様子だった。

 全国区の賞レースでは、決勝進出も初めての2人。2004年のデビューで、同期には15年のM-1王者・トレンディエンジェルらが名を連ねる。2人は従来から下ネタを中心に活動しており、大舞台では賛否が分かれる存在だった。

 それでも、この日も全国ネットながら、放送コードギリギリの下ネタで勝負。終了後の記者会見で、江口は「メインストリートじゃないタイプの芸人だと思って、裏の道を歩いて来ました」と、目を潤ませながら笑顔。森も「表の舞台に呼んでいただいた気がしたので、迷うことはなかったです」と、渾身の下ネタへの誇りを示した。

 ともに佐賀県三養基郡基山町の出身で、5歳からの幼なじみ。森は「優勝が決まった瞬間に相方の涙を見て、江口のご家族に伝えたいという気持ちになりました」とニッコリ。江口も「一緒に育った仲間たち、家族とかを含めて、みんなに言いたい」と胸を張った。

 賞金1000万円の使い道について、森は「僕ら歌ネタが、キングオブコントの決勝で優勝させてもらった。コントというジャンルの懐の深さを感じてるので、100万円ぐらい出してイベントをやりたい」と提案。江口も「フェスでも開いて、恩返ししたいですね」とノリノリだった。

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