松前ひろ子 新曲はいとこの北島三郎が作詞作曲…8月に死去した夫も「ヒットする」
歌手の松前ひろ子(69)が24日、都内で歌手人生50周年記念曲第2弾「夫婦鶴」(25日発売)の発表会を行い、今年8月に亡くなった夫で作曲家の中村典正氏(享年83)に、涙でヒットを誓った。
新曲は松前のいとこにあたる北島三郎(82)が初めて作詞作曲を担当。昨年10月にテレビで共演した際に松前が依頼し、今年1月に渡されたという。北島は松前が歌手になるキッカケを作り、中村氏との結婚を勧めた二重の恩人。北島からは「お前たちの夫婦のことを思って書いた。ヒットするよ。頑張ってくれよ」と、言葉を送られたという。
松前は「初めて書いていただいた。緊張はしますが、素晴らしい曲を書いていただいて…一番喜んでくれているのは主人かも知れません」と声を詰まらせた。中村氏は亡くなるギリギリまで新曲を何度も何度も聴き「いい曲だ。今度こそヒットするよ。遅咲きの花でも花は咲く」と松前を励まし続けたという。
発表会では松前の歌唱に先立ち、中村氏に1分間の黙とうをささげ、北島からはサプライズでビデオメッセージが届けられた。松前は「ギリギリまで歌を聴いてくれた主人のことを大切に思い、頑張ってこの曲を歌っていきたい」と誓った。