中澤佑二氏 ボンバーヘッドでギネス世界記録決めた「最高に嬉しい!」
元サッカー日本代表の中澤佑二氏(41)が、ギネス世界記録TMの「サッカーボールをターゲットにヘディングして入れた最長距離」に挑戦し、新記録を樹立したことが25日、分かった。従来の15メートルを10センチ更新。現役時代に長身を生かしたヘディングで幾度も日本の危機を救った最強ディフェンダーが、今度はその頭で世界一の称号を手に入れた。この模様はテレビ東京系「おもしろいけど超スゴイ!衝撃技が続々登場!おもスゴ世界一!~あの有名人も世界記録に挑戦しちゃいましたSP~」(10月1日、後6・55)で放送される。
“ボンバーヘッド”でねじ込んだ。W杯に2回出場し、身長187センチの体格で世界のフットボーラーと空中戦を競り合ってきた中澤氏が、ギネス世界記録に認定された。
挑戦した「サッカーボールをターゲットにヘディングして入れた最長距離」は、パートナーに投げてもらった5号球のサッカーボールを離れた場所にある高さ1メートル10センチ、横50センチ、奥行き70センチのボックスにヘディングで入れる記録。技術もさることながら投げ手との呼吸が必要で、3月にオーストラリアの19歳の青年が15メートルの世界記録を達成したばかりだった。
現役時代には99年のJリーグ新人王や04年のMVPなど数々の称号を獲得してきたが「今までは日本国内の記録ですから!!」と気合は十分。ところが、いざ15メートルの距離まで離れると「え?こんな遠い?」と絶句し、ボックスの小ささにも驚愕。「サッカー20年以上やって、ヘディングを売りにしてますから!!15メートル10センチで!!」と微増を目標とした。
フリースタイルフットボーラーの幼なじみをパートナーに本番前練習を繰り返し、いざ本番。汗だくになりながらボックスに沈め「最高に嬉しい!自分のギネス世界記録を自分で更新したくなりました。現役の頃からヘディングを武器にしていたので、それが記録更新につながったと思います」と伝家の宝刀の切れ味はサビ付いていないようだった。