新井被告 「きわきわ」マッサージおねだり 「興奮」抑制できず…抵抗なしと主張
派遣型マッサージ店の30代女性従業員に性的な暴行をしたとして、強制性交罪に問われた元俳優、新井浩文被告(40)の第2回公判が26日、東京地裁で開かれ、被告人質問で「抵抗はなかった」などと主張した。裁判では新井被告本人が出演し、当時の状況を再現した約2分半のビデオも流された。
新井被告は黒いスーツに黒いネクタイ姿。顔はややふっくらし、二重あごも目立った。被告人質問では、当日の状況について、「そけい部のマッサージ」をしてもらい、陰茎の「ギリギリ」「きわきわ」のところも触られ、「性的欲求が強くなった」「興奮してきた」などと、生々しく証言した。
女性は2日の初公判で、法廷と別室を映像や音声でつなぐビデオリンク方式で証言。合意はなかったと主張し、「モノを扱うように扱われ、とても悔しい思いをした」「刑務所に入って反省してほしい」と実刑判決を求めている。
女性と「合意はあった」とする新井被告の主張は対立したままだが、この日も「服を脱がせるとき、胸をなめるとき、ズボンを脱がせるとき、陰部に触れたときに抵抗がなく、かつ、ぬれていた。挿入時も特に抵抗がなかった」と、合意があると誤信する状況だったとの主張を繰り広げた。
次回公判は10月23日、被害女性の意見陳述が行われる予定。