デ・ニーロ、再びトランプ大統領を痛烈批判 TVで禁止用語連呼、動画1240万回再生
かねてからトランプ米大統領を非難している俳優のロバート・デ・ニーロが9月29日(日本時間30日)に出演したCNNの朝の番組でFワードを連呼し、同大統領を「この男はギャングのようだ」と再びこき下ろした。一連の動画はSNSで拡散されて1240万回再生を記録するなど、大きな波紋を広げている。
デ・ニーロは昨年のトニー賞授賞式の会場で「一つ言っておく、トランプはくそだ」などと、放送禁止用語でもある“Fワード”を連呼。その後、同大統領が自身のツイッターで「知能指数が低い」などと応酬した過去がある。さらに16年には選挙用に作製された自身出演のCMが、同大統領に関する発言内容が過激だったためにお蔵入り。しかし、FOXのスクープで公にされたことで厳しい批判を受けた苦い経験がある。
秋に映画「ジョーカー」とマーティン・スコセッシ監督の「ジ・アイリッシュマン」の公開を控えているデ・ニーロはこの日、出演した番組で「この男は大統領になるべきではない。以上」と、険しい表情でトランプ大統領を非難。3年前にお蔵入りした過激CMの話題を振られると,Fワードを2回発した。番組スタッフから驚きの声が上がると、すぐに「悪かった」と“謝罪”したが、怒りは収まらず。「ちょっと言わせてくれ」と、司会者の言葉を遮り、「今、我々は、この男がギャングのようにふるまっている国にいる。好きに物を言い、好きに物事を進めている。これはひどい。今、我々はひどい状況の中にいる。こいつは誰からも止められることなく、このままやり続けていくよ」と、一気にまくし立てた。
デ・ニーロの一連の発言を切り取った46秒の動画は10月1日未明の段階で1240万回再生を記録している。