カンニング竹山 関電役員らの金品授受問題に「全国的にあるんじゃないか」
タレントのカンニング竹山が2日、フジテレビ系の生番組「直撃LIVEグッディ!」で、関西電力の役員ら20人が、原発がある福井県高浜町の元助役から計約3億2千万円分の金品を受領していた問題について「全国的にあるんじゃないか」と疑った。
この日、関電が開いた会見について、竹山は「今の会見って、なかなか原発におけるタブーを、今まで言っちゃいけないって勝手に思ってたことをいま全部、関電さんが言ってるような気がするんだけども」と語った。
具体的には「一個思うのは、こういう疑いが出て来るのは何かっていうと、全国的に原発を持ってる電力会社はこれやってるんじゃないかと。なんなら原発を作る場所ってのは産業も何もないところから始まるんですよね。道路は綺麗になるわ、箱物はできるわ、地元の建設会社はそういうの作るので誘致するわ。全国的にこの森山さん(元助役)みたいな人がいるかどうかは別として、構図は一緒ですから、こういうのが全国的にあるんじゃないか」と、原発を持つ電力会社に共通する構図である可能性を指摘した。
元助役から金貨10枚、150万円相当を受領した関電の岩根茂樹社長が電気事業連合会の会長に就任したのが今年6月14日付で、関電が今回の問題について調査委員会を設置したのが昨年7月。
竹山は「6月にやってたことは分かってるわけだから。なのに全国の電力会社の一番トップに行ってるんですよ。ということは、これって全国の電力会社、まかり通ってたことなんじゃないの?って疑いができますよね。もらってたのは分かってたじゃないですか。全国の電力会社のトップの会長になってるということは、これ悪いことって分かってたら、なかなかそれできないですよね。じゃなぜなったんだ、他の電力会社がなぜ許したんだっていうこと。その疑い、ちょっとおかしいと思うよね。だからこれは他も徹底的に調査しないと。別にこのやり方がいい悪いは別ですよ。でも調査しないと、これが余りにもまかり通ってて、これで贈収賄の疑いがあるようなことが、全国的に今までタブーとしてまかり通ってたんじゃなかろうかということは、非常に疑われますよね」と、語気を強めていた。