仲邑菫初段が初の本因坊戦予選に ピンクの水筒持参、男性棋士と2度目対局
プロの史上最年少棋士、仲邑菫初段(10)が3日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた囲碁の三大棋戦のひとつ・第76期本因坊戦の予選Cで、山本賢太郎五段(38)との対局に臨んだ。
菫初段は、プロデビュー後初の三大棋戦予選出場となった。白いカーディガン、紫色のボーダーのシャツ、黒いキュロットスカートのいでたち。いすに座ると足が床に届かず、用意された踏み台に足を乗せながら碁盤に目を向けていた。
午前10時に始まった対局は、持ち時間各3時間の長丁場。菫初段は、ピンクの水筒を持参した。男性棋士との公式戦は、9月16日に行われた第59期十段戦予選C以来で、40歳年上の古田直義四段(50)に勝利している。