田原氏、関電幹部の“被害者顔”に怒り心頭「冗談じゃない。これは賄賂だ」
ジャーナリストの田原総一朗氏(85)が3日、ツイッターに新規投稿。原発事業を巡り、福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から多額の金品を受け取っていた関西電力の幹部らが会見で、森山氏の恫喝を背景に断れなかったという趣旨の弁明をしたことに対し「冗談じゃない。これは賄賂(わいろ)だ」と一刀両断にした。
田原氏は「昨日(2日)の関電首脳達の記者会見を見ると、元助役を悪者にして、関電側はまるで被害者のように振舞っている」と指摘。さらに「冗談じゃない。これは言ってみれば賄賂であって、当然幹部は辞任するべきなのにそんな気配はまるでない。無責任極まりない記者会見だ」と怒りをぶつけた。
関電の報告書には「無礼者!ワシを軽く見るなよ」「お前の家にダンプを突っ込ませる」「お前にも娘があるだろう。娘がかわいくないのか?」などといった森山氏の恫喝(どうかつ)があったとされる記述があり、会見では幹部からその内容が具体的に明かされていた。