東京・六本木に仏米のトップ女優が３日、ニアミスで登場した。仏カトリーヌ・ドヌーヴ（７５）は午後２時からＴＯＨＯシネマズ六本木ヒルズで行われた日仏合作映画「真実」（１１日公開）のジャパンプレミアに共演のジュリエット・ビノシュ（５５）、是枝裕和監督（５７）、宮崎あおい（３３）らと出席。３時間後の午後５時から、米アンジェリーナ・ジョリー（４４）が主演映画「マレフィセント２」（１８日公開）のジャパンプレミアで同ヒルズアリーナに姿を見せ、ファンとの交流を楽しんだ。

　「シェルブールの雨傘」（１９６３）などで“世界一の美女”とたたえられた仏レジェンド・ドヌーヴは貫禄の笑顔を見せた。

　昨年「万引き家族」でカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得した是枝監督との初タッグ。ドヌーヴが「大変うれしい」と出演を喜ぶ一方で、是枝監督は「こういう所にくると凄い人と撮ったんだなって思う」と見ほれた。

　同作は、是枝監督初の国際共同作として全編フランスで撮影。言葉の壁にぶつかったというドヌーヴだが、１０週間の撮影で「徐々に表情や視線で何を考えているか分かるようになった」と監督への信頼を強調した。

　日本語吹き替え版で声優を担当した女優の宮本信子（７４）、宮崎、佐々木みゆ（８）も登壇。吹き替え声優に初挑戦した佐々木は「初めてだったけど、これがチャンスと思って頑張ってやったら楽しかった」と世界で活躍する大女優を前に堂々のコメント。愛らしい子役の姿にドヌーヴは佐々木の髪をなでるなど終始ご機嫌だった。