教員いじめの東須磨小校長 激辛カレー動画は「絶対に許されるものではない」
東須磨小学校の20代教員が、同僚の先輩教員4人から目に激辛カレーをこすりつけられるなどのいじめを受けた問題で、同校の仁王美貴(におう・みき)校長が9日、神戸市役所で記者会見を開いた。
仁王校長は「教員間のハラスメント事案について、児童や保護者、関係者の皆様に多大なご迷惑や心配をおかけしましたことをお詫び致します。大変、申し訳ございませんでした」と謝罪。
激辛カレーを食べさせたり、カレーのスープを目に塗りつけるなどのいじめ、いじめ動画については「激辛カレーのことにつきましては、9月2日の市教委(神戸市教育委員会)による調査で分かってきました」とし、「私のほうへ、9月2日以降に、被害教員から(いじめを)されたことがお手紙、文書で届いた」と説明した。
動画については「被害教員から9月2日以降、私にお手紙で知らせてくれる内容は、驚くものばかりでした。絶対に許されるものではありませんでした」と話すと、鼻をすすり、両手で涙をぬぐった。
また、4人の“加害”教員については「教員として人として、許されるものではない。東須磨小で教務を行わせないし、児童の前に姿を現すことはない」と、同校の教務から外したことを明らかにした。