教員いじめ“加害”4人とは…東須磨小校長が説明
神戸市須磨区の市立東須磨小学校の20代教員が、同僚の先輩教員4人から目に激辛カレーをこすりつけられるなどのいじめを受けた問題で、同校の仁王美貴(におう・みき)校長が9日、神戸市役所で会見を開いた。
男性教員3人、女性教員1人による同僚いじめ。うち、2人は「昨年度と今年度のいじめ対策の担当者だったことが明らかになった。「生徒指導担当」という肩書きで、仁王校長は「子供に対して教えていたことと、自分がやっている行為が全く違う。私は遺憾に思います」と語った。
校長は加害教員4人それぞれについても説明した。
男性教員Aは「高学年を持つことが多かった。昨年度、今年度と学級がしんどかった学年を持っていた」、同Bは「Aと同じく昨年度、今年度苦しかった学年を持ち、見事に指導力を発揮した」などと、同校の中でも中核をなす教員だったと説明。同Cは「大きな役割を担当」、女性教員Dは「世話係として学年をまとめ、しっかりやれていた教員」と説明した。
被害教員は、いじめを受けてもなお、「Bにとてもお世話になっています。教えてもらってるんです」と聴き取りに対し、話していたという。